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片岡 智子 東京弁護士会所属 第60期
T.Kataoka

国立で生まれ育った私にとって、この多摩地域は地元となります。
都立国立高校から早稲田大学に進み、大学では親族相続法のゼミで家族、そしてその中の子供の存在について興味を深めてきました。
学生時代から、地元国立において、障がいをもつ人々や子ども達と地域での活動を行い、彼らと共に過ごす時間の中で、その明るい笑顔やたくましさに勇気をもらいつつも、あたりまえの生活に困難を抱えた姿も目の当たりにし、「ささやかでもできることはないか」という問いかけが弁護士となった今も私の根っことなっています。
これからも、地域で暮らす人々との関わりを大切にしつつ、プラスα、弁護士として日々の生活を法的にサポートしていければとの思いで毎日の仕事をしています。
障がいゆえに、様々なハードルを越えなければならない人が、法的ケアの面でも壁にぶつかることがあってはならないと考えています。たとえ、車いすでも、耳が聞こえなくても、ありのままで受け止められる「一弁護士」でありたいと思います。また、犯罪被害者や医療現場での患者など、ケアの側面が重視される分野における弁護士の関わりにも興味があります。
法的サポートと心理的ケアは相反するものではないと信じています。
傍らには、灰谷健次郎さんや谷川俊太郎さんの本、そしてエンデの「モモ」。
子どもの笑顔と目線を大切にするその姿勢には、何度読み返しても発見や学ぶところがまだまだ沢山残っているようです。

論文集
成年後見制度を知ろう

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